イタリアその1:準備からヴェネツィア到着まで

2008年8月

新婚旅行として、ローマとヴェネツィア(それにフィレンツェ約5時間)の約一週間の旅行をしました。

ヴェネツィア滞在は、天気にも恵まれ、本当に魔法の国に滞在したような素敵な思い出だったので、それについて(やっと撮りまくった写真を整理してアップできたので)書こうと思います。しかし夏はあんなに素晴らしかったのに、この冬は22年ぶりの水位の洪水ということで、海外ニュースを見ては、夏にあんなに歩き回ったあの場所が水没か……というのを見ています。

旅行したときと現在との変化という意味では、円/ユーロレートの変動もひどいものです。私が旅行に行く前に両替したときは1ユーロ170円でしたよ!! 帰国後クレジットカードの支払いをするときのレートは1ユーロ165円くらいだったかと思います。おかげで喫茶店でお茶一杯飲むのにも高い高いという旅でした。旅行中、これが1ユーロ100~110円くらいだったら日本と同じくらいの物価水準なのになあと思っていたのですが、帰国後数ヶ月で実際それに近い状態になってしまいました。

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ホテル

ホテルはローマもヴェネツィアもVenere.comというサイトで探し、ヴェネツィアではフェリーが止まるサンマルコ広場からの近さ(ヴェネツィアは自動車が入れないので、荷物を持って運ばないといけないので)と、夫の仕事上、ノートPCを持っていき、夜ホテルでメールのやり取りをすることになっていたので、ネット接続環境が必要であることなどを考えてHotel Firenzeというところにしました。

泊まってみたら、シャワーを立てる台の向きが変で使いづらくてバスルームをびしょぬれにしてしまったのと、フロントにネット接続のやり方を教えてくれと聞きに行ったら、三ツ星ホテルなのにフロントの人が英語を解さず、パスポートをポリスに登録するんだ!ポリスって分かるか、銃をバンバンする警察だぞ!みたいなことを大げさな身振り手振りでやたらまくしたてられ、粘ったのだけど、あきらかにこっちの言うことを理解していないのに、分かる人に聞いたりとかしてくれなくて苦労しました。結局この部屋でのネット接続は諦めたのかどうか、よく覚えていません。

また、Venere.com内のHotel Firenzeのページには、いかにも眺めのいい屋上で朝食が食べられそうなことが書いてあり、このこともあってHotel Firenzeを魅力的に感じていたのですが、これは嘘で、建物内の朝食室で食べます。実際にホテルでテラスに上がってみましたが、狭いし、ここに滞在客分の食料品や食器を持っていって朝食をサービスするのは無理そうでした。またヴェネツィアは一部教会などを除いて建物は全般的にそれほど高層ではないので、すごく見晴らしがいいわけではありません。 見晴らしなら、サン・マルコ広場にある塔にのぼるのがいちばんです。

これがそのテラスです。

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このホテルで良かったことをあげるなら、部屋のインテリアは可愛かったことでしょうか。ヴェネツィアは有名観光地である上に車が入れず、狭いので、全般的にホテルが高いですが、ここよりはもうちょっといいホテルがあったかもという感じです。あまり積極的におすすめはしません。

アクセス

ヴェネツィアへのアクセスは、ローマから飛行機を使いました。日本からAir Oneというルフトハンザ系格安航空会社のネット予約をしました。クレジットカードで取ることができ、予約したものをプリントアウトした用紙を持っていきました。イタリア国内線はアリタリア航空の方が豊富にあるはずなのですが、アリタリア航空のサイトはイタリア語のみで英語に対応していないのです…。そこで次に路線が多いといわれ、かつ英語で予約できるAir Oneでとりました。

ヨーロッパの格安フライトで気をつけたいのは、本当に安いものはヴェネツィアの空港といっても一番街に近いマルコ・ポーロ空港ではなく、遠くにある別の空港へのフライトだったりすることです。そうすると、その空港からの移動時間が無駄になります。そこはちゃんとチェックして、時間が限られた旅でもあるのでマルコ・ポーロ空港へのフライトをとりました。あとは、チケット代金のほかに各種手数料が結構高かった記憶があります。値段は忘れました。1時間程度のフライトだったかと思います。

ローマからの移動を空路にしたのは、2ch海外旅行板のイタリア旅行スレッドで「マルコ・ポーロ空港から水上バスでヴェネツィア入りするのマジおすすめ」と書いてくれた名無しさんのアドバイスに従ったからですが、これが大正解だったので是非おすすめしたい。この名無しさんにはとても感謝しています。ヴェネツィア入りするには、北から陸路で鉄道などで入る方法もあるのですが、それよりも南から海路の方がいいです。

フライトを終えて、空港から少し歩いて水上バス乗り場に向かい、1時間に1本くらいしか出ていない水上バスに運良くさほど待たずに乗り込み、周辺の島に立ち寄りながら(その中には、ヴェネツィアビエンナーレ開催中のリド島もありました。行きませんでしたが)、次第にヴェネツィア本島に向かうわけですが、周辺の島を見ても「わーわー、おとぎの国みたい!! カワイイ!!」とかはしゃいでいたのですが、いよいよ本島が近づき、 サン・マルコ広場が近づいてきたときは思わず言葉を失いました。

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( ゚д゚)ポカーン        (写真だと伝わらないかも…)

私も建築の勉強をしたり旅行したりしてきたので、美しい建物や広場、景色というものは見てきたつもりですが、言葉を失い、何をすることも忘れる光景というのは30年以上生きてきて初めてだったかもしれません。そのくらい快晴のもとでのサン・マルコ広場への海からのアプローチというのはすごかったです。

参考にした情報・関連書籍など

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yucoの個人サイトです。既婚子2人。岐阜県出身で現在は東京在住。短期間ですがアメリカにも住んでいました。1998年から個人サイトを運営し、10年以上にわたってレンタルサーバにブログツールをインストールしてブログを書き、あちこちの新しいネットサービスを試したりしていました。現在はおもにTwitterとたまに長文テキストを書きたいときはNoteを使っています。


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