イタリアその2:ヴェネツィア1日目ーサン・マルコ広場~リアルト橋

2008年8月

水上バスはサン・マルコ広場に到着し、そこから近くのホテルにチェックインして、荷物を置いて行動開始です。まずサン・マルコ広場に戻ります。ここでは、なんといってもサン・マルコ寺院は凄いといわざるを得ません。

だって、これですよ。

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広場はかなり広いのに人大杉です。ついでにハトも大杉。人口およびハト口密度は上野公園の比ではありません。

このサン・マルコ寺院の中心上部に紺色をバックにした金色の翼が生えたライオンがいますが、これはヴェネチアのシンボルで、街のいたるところに現れます。このライオンは本を開いて示しているバージョンと普通に立っているものがあります。

翼の生えたライオンの銅像に子供たちが乗って遊んでます。
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壁面の彫刻。本を開いているバージョン
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これも本を開いているバージョン
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ちょっと見づらいですが中央上部に右向きのがいます。たぶんドゥカーレ宮殿内部。
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しかし、ヴェネチアのシンボルはこんなに格好いいライオンなのに、日本で都市のシンボルキャラクターというと、彦根のひこにゃんとか、奈良のせんとくんだとかいうゆるキャラになってしまうのは、一体なぜなのでしょうか。この違いについて考えざるを得ません。

この人が多い長方形のサン・マルコ広場の長辺をまっすぐ歩き、サン・マルコ寺院に向かって進む結婚式カップルが何組かいました。私が花嫁だったらこんなに観光客に囲まれてウエディングドレスを着て歩くのはちょっと恥ずかしいなあとも思いました。以下の写真は違いますがアジア人のカップルもいました。こういうのも日本で手配する海外の結婚式のひとつとしてあるんでしょうか?

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サン・マルコ広場脇の時計台(ここにもライオンがいます)から細い道(といっても、ブランドショップが並び、観光客が練り歩くメインストリート。車が入れないのでメインストリートといってもせいぜい幅数メートルなのです)に入り、リアルト橋の下に出たり。リアルト橋から見下ろした写真なんかを見てもらうと、人大っぷりが分かるかと思います。リアルト橋の中はこのように、ある程度幅があって左右に店があります。

リアルト橋から人大杉のほうとは反対側の川辺。こちらは船が多くていい感じです。

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1日目はこの観光客が最も多いエリア、サンマルコ広場~リアルト橋周辺で、サンマルコ広場の塔に登ったり、ドゥカーレ宮殿に入ったりして歩いているうちに日が暮れました。

塔からの眺めはとてもよかったのですが、なかでも大運河の入り口の三角形の区域が全体的に工事中であることに目が留まりました。帰国してからギャラリー間の安藤忠雄展に行ってみると、この区域はプンタ・デラ・ドガーナと呼ばれ、改修は安藤忠雄が手がけていることを知りました。ヴェネツィアの今回私たちは行かなかった地域の建物も手がけているようだし、安藤忠雄とヴェネツィアの縁って結構あるんですねー。

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ヴェネツィアに現存する最も古い喫茶店でカフェ・ラテの発祥店だというカフェ・フローリアンでもお茶しました。内装がクラシックで大変かっこいいです。

しかし、ユーロ高のなかこのような老舗喫茶店に入ってしまうとメニューはどれもこれも高く、さすがに飲み物に3000円とかないでしょ……? ということで安いメニューを頼むと、お店で入れたお茶などではなく、単にその辺で売っていそうな瓶のジュースにコップとストローを添えて持ってきたりするんですよね。カフェ・ラテの発祥店だというなら(先ほどWikipediaを見て知ったが)無理をしてでもカフェ・ラテを飲んでおくべきだったか。映画『ルー・サロメ 善悪の彼岸』ではニーチェがこのカフェ・フローリアンでお茶を飲んでいた。

カフェ・フローリアンと広場を挟んで向かい側にあり、同じくらい老舗のカフェ・クアードリがサン・マルコ広場の二大老舗カフェのようです。夜には両方とも演奏者を呼んで、広場に椅子を並べてコンサートをします。以下の写真はカフェ・フローリアンのコンサートです。

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