イタリアその3:ヴェネツィア2日目ー街歩きと美術館

2008年8月

2日目、事実上最終日となる日の朝は早く起きて、陣内秀信著『迷宮都市ヴェネツィアを歩く』に沿って少し歩いてみました。

この本は、サン・マルコ広場のような典型的な観光名所ではない迷路のような入り組んだ道を楽しむウォーキングコースをいくつか挙げているので、その一つに沿って歩いてみたのです。人一人しか通れない狭い道や、洗濯物が干してある生活感のある道、地元の子供たちが遊んでいる広場を通る道です。途中の歴史的建築物(といっても、ヴェネツィアの建物なんて全部古いんですが、特に古かったり様式に特徴があるもの)を教えてくれたり。

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ウォーキングコースは何種類もあるので、全部を制覇することはできませんでした。この本でも指摘されているのですが、ヴェネツィアの街にはあちこちに聖母像があります。なかでも本書で「最も美しい」と紹介されている聖母像は自分たちが行ったコースとはずれていて、実際に見られなかったので、それが残念でした。

以下のような聖母像がよく壁にはめこまれています。
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歩いている途中にいくつも教会があったので、中を見学しました。見学は有料のところと無料のところがあります。イタリア滞在中に教会とか館とかゴージャスな装飾のある建物はおなかいっぱいになるくらい見て、次から次へとカメラにおさめたので、正直言ってあまり個別の建物の印象は残っていないのですが、以下の写真が撮れたのは奇跡だと思います。

私はカメラに詳しくないので一眼レフを持っていながら設定はほとんど全部オート(たまにホワイトバランスとかISOをいじる程度)でシャッター押すだけなんですが、こんな絵のような一枚が撮れるとは。

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この3枚も好きです。

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しばらく街歩きを楽しんだあと、アカデミア美術館に行きました。ここは、地球の歩き方によるとジョヴァンニ・ベリーニの絵が充実しているとのことで、もともと好きな画家だったので是非行きたいと思っており、いくつも見ることができて満足しました。

以下の「聖母子と聖カタリナ、マグダラのマリア」は特に好きな絵です。この人の絵は全体的にとても柔らかい雰囲気で、かつ背景はシンプルなので、個人的にはルネサンス期の人とは思えない、モダンな印象を持っています。できれば以下のサイズではなく画像をクリックして、Flickr内でディスプレイの許す限り大きなサイズで見て欲しいです。

聖母子と聖カタリナ,マグダラのマリア(ジョヴァンニ・ベリーニ)

その後、運河沿いにある貴族の館を改装した、当時の貴族の暮らしが分かる博物館(名前忘れた)にも行きましたが、正直あまり覚えてません。イタリア滞在中はそういうのをいろいろ見たからなぁ。

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yucoの個人サイトです。既婚子2人。岐阜県出身で現在は東京在住。短期間ですがアメリカにも住んでいました。1998年から個人サイトを運営し、10年以上にわたってレンタルサーバにブログツールをインストールしてブログを書き、あちこちの新しいネットサービスを試したりしていました。現在はおもにTwitterとたまに長文テキストを書きたいときはNoteを使っています。


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