ヴェネツィアからローマまで、鉄道のユーレイルで行くことにしました。所要時間は約4時間なのですが、ちょうどその真ん中あたりにフィレンツェがあります。そこで、ヴェネツィアを早朝に出て、昼~夕方までフィレンツェで過ごし、夜ローマ着という計画にして、ヴェネツィアを発つ前日にヴェネツィアの駅で時刻表を調べ、券売機にクレジットカードを差し込んで、ヴェネツィア~フィレンツェ、フィレンツェ~ローマ間の一番停車駅が少ない切符を買いました。2等車です。
2年前に中欧を鉄道で旅行したときも2等車でした。2等車でも日本の新幹線の普通車より席がゆったりしていて十分快適なので、1等車に乗る人はセレブです。
フィレンツェの駅に着いたらお昼だったので、駅の中にあるファストフード的なお店でピザを食べました。イタリアに来てから初めて釜焼きピザではないピザを食べたのですが、いままでおいしいピザに慣れすぎていたせいか、まずかったです。食べられなくて結構残しました。イタリアだからファストフードのピザでもまあまあなのではないかと勝手に思っていましたが、違いました。
フィレンツェといえば
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。街の中心にあり目立ちますし、その周りにみやげ物やちょっとした小物を売る店などが集中しています。
この塔はジョットの鐘楼といいます。これに登ろうかちょっと考えましたが、エレベーターがないとのことで時間がないこともあり、やめました。
大聖堂のドームは、少し離れた街中からみてもすごい迫力です。こうして見てもなんだか合成写真のように見えますが、合成とかしてませんよ。
ヴェネツィアにいたときは何を撮ってもうまく見えるというか、どんなに写真が下手な人でも腕前3割増しにしてくれるような何かがあの街にはあったと思うのですが、フィレンツェはそういう意味では写真がうまくなる街ではない気がしました。
見所が大聖堂周辺に限られているせいかなあ。街のちょっとした風景にぐっとくる、というのがあまりなくて、あんまり気に入った写真がありません。
その中であえて選ぶならこれかなあ。たしか、四方か三方だかをアーチのついた回廊で囲まれた歴史のある広場だったと思います。
フィレンツェでは、街のあちこちにさまざまな銅像や、彫像があったのが印象に残りました。これはバックが真っ白になるとは予想していなかったのですが、ちょっと面白い。
実際の周りの風景はこんな感じです。
フィレンツェといえば、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂と並んで挙がるのがたぶんウフィツィ美術館なのですが、規模が大きいのと、行ってみたらかなり人が並んでいたので、時間がなくて諦めました。次にフィレンツェに来ることがあれば是非行きたいです。
メディチ家の礼拝堂というのも有名です。これは行きました。写真が残っていないので多分内部は撮影禁止だったのでしょう。また、礼拝堂内部は工事中で、かなりの部分が布で隠れていたのでちょっとがっかりでした。しかし、石を組み合わせて灰色っぽいダークな色彩でまとめていて、迫力がありました。ミケランジェロの彫刻がいくつかありました。
アカデミア美術館というところに行きミケランジェロのダヴィデ像を見ました。そのほか彫刻がたくさんある美術館でした。美術館はもうひとつ行ったのですが忘れました。古い楽器の展示などがある美術館だったような気がします。
これは屋外に置かれたダヴィデ像。
アカデミア美術館 (フィレンツェ) - Wikipediaによると、
1873年、ミケランジェロの傑作『ダヴィデ像』が、シニョーリア広場のヴェッキオ宮殿前から、天候や歳月による損傷を防ぐという理由でここ(=アカデミア美術館)に移設された
とありますが、現在そのシニョーリア広場に置いてあるレプリカ(?)の方が以下の写真です。
ポンテベッキオという橋もフィレンツェでは有名です。橋の上は宝石店が並んでいます。ちなみにポンテベッキオという宝飾品ブランドがありますが、たぶんイタリア製に見せたいのでその名前なのでしょうが、
日本の会社です。
左の写真はは橋を離れて見たところ。右の写真は橋の上の宝石店です。
街中にメリーゴーラウンドがありました。街のクラシックな感じによく似合っていて素敵。
まあそんな感じでいくつかの見どころを見て、街の主な場所を見て歩いてという感じで一日過ごしました。
200808 フィレンツェ - a set on Flickr に撮った写真をまとめました。
このサイトと管理者について
yucoの個人サイトです。既婚子2人。岐阜県出身で現在は東京在住。短期間ですがアメリカにも住んでいました。1998年から個人サイトを運営し、10年以上にわたってレンタルサーバにブログツールをインストールしてブログを書き、あちこちの新しいネットサービスを試したりしていました。現在はおもにTwitterとたまに長文テキストを書きたいときはNoteを使っています。