メトロポリタン美術館

2012年7月

ニューヨーク滞在中に2回くらいはメトロポリタン美術館に行っておきたいと思っていて、ならば1回目は早いほうがいいと、先日行ってきました。



欧米の大きめの美術館では、常設展はフラッシュをたかなければ撮影可、特別展は撮影不可のところが多く、ここもそうでした。RX100を持っていき、インテリアを再現している展示などを撮ってみました。

こういうインテリア再現展示が一つや二つではなく、各スタイルごとにいくつもあります。以下はフランスの室内です。その他イスラム、アジア、アメリカ等もありました。

部屋は工芸品保護のためか、以下の写真よりももっと暗かったです。それでも大体ぶれないRX100すごい。ぶれたのもあったけれど、8割くらいはぶれなかったかな。jpegで撮ってPhotoshop Elementsで少し明るくしました。すべてプレミアムおまかせオートで撮っています。

私は以下のような窓のある室内の写真など、陰影差のある写真が好きなのですが、今まで持っていたカメラではうまくいかないことが多かったので、こういうのが綺麗に撮れると嬉しい。



ほかのフランス室内の写真も、以下の写真よりも元は暗かったです。







以下はイスラムの室内。あまり写真に撮りませんでしたが、イスラムの、青が中心でモザイクタイルやアラビア語のカリグラフィが美しいインテリア装飾などは、今回特に「いいなぁー」と思いました。



以下は、インドの絨毯だったと思います(中東だったかも)。こういう絵柄も好き。





こういう爬虫類や魚やカエルが貼り付いている絵皿、美術館でたまに見かけるのだけど、どういう由来で作られているんだろうか。私は美術館で音声ガイドなどを使うことはほとんどなく、その場で見たものを楽しむ感じで、メモなどもあまり取りません。ちゃんと調べればいいんだろうけど。解説も撮っておけばよかった。



これは屋上にあった、Cloud Cityという展示。別途チケットを買えば登れるようです。しかしこの日はものすごく暑く、ここに限らずどこでもそうですが室内は寒いくらいクーラーが効いているので、室内との温度ギャップが辛くて屋上には長くはいられませんでした……。



エントランスホールと階段。壮大。





最後に、この日一日の行動をざっと振り返っておきます。メトロポリタン美術館に着いたのが午前11時くらい。チケット売り場でそこそこ並びましたが、とにかく広いので、中に入ってみれば「スキャパレリとプラダ展」以外はそれほど混んでいませんでした。入場料は大人25ドル。

いまこの美術館で一番の見物と思われる「スキャパレリとプラダ展」を早いうちに見に行きました。それでも混んでいたので、開館直後に入れたらよかったのだけど。スキャパレリとプラダの共通点を見せる展示で、開場には2人の架空のディスカッション動画が流れています。やはりこれが今回一番見てよかった展示かな。展示品の一部の写真がメトロポリタン美術館のサイトにあります。

その後絵画や工芸品をいろいろ(印象派などの近代ヨーロッパ絵画、イスラムやインドの工芸品、フランスなどの室内装飾)、一旦屋上に出て上の写真のCloud Cityの展示。室内はエアコンが効いて寒すぎるが、外は暑すぎ、また屋上で売っていたサンドイッチは高く、座れるスペースは大体埋まっていたのでさくっと見て室内に戻りました。このとき15時半くらい。ほかの館内レストランも見たけれど、高いのとその時間を鑑賞に使った方がいいかなと思いお昼は抜くことに。

それからルネサンス期~それ以前のヨーロッパ絵画(クラナッハ!)、もうちょっとあとのヨーロッパ絵画(レンブラント! ゴヤ!)などを見ました。アジア美術のコーナーに移動したら人口密度がやや低く、周りの人のアジア人率が高くなったので、なるほど自分のルーツと異なる美術品にはあまり興味のない人が多いんだなーと思いました。閉館時間が迫っていたので日本の琳派展だけじっくり見て、中国美術などはざっと流しました。

それからAmerican Wingというところに行ったらアメリカのインテリアで、パステルカラーを使うフランス等に比べると、ソファやカーテンなど布地の色がはっきりした赤・青が多く(なんで? 国旗カラーだから?)、あんまり好みじゃないなーと思いつつガイドを見て2階に上がったら絵画があり、サージェントなど見たかったものが見られました。そこで17時を過ぎて閉館時間(17時半)が近づき、追い出されました。

ところで、私が持っているガイド本には、ニューヨークで過ごす典型的な一日といった感じのタイムテーブルで、メトロポリタン美術館の滞在時間が2時間というのがあったのですが、超もったいない! 入場料25ドルもするのに……。行ったというアリバイ作りのためだけに行くくらいならもうやめたら? と思ったり。まあ、この絵だけ生で見たい! というのがあれば別ですが(でも所蔵品が常にすべて展示されているわけではないし)。

ここと、マンハッタンの北端にあるクロイスター美術館は同じ日に行けば入場料が共通なのですが、それすら無理だと思うし、9時30分から開いているのに、家でぐずぐずしてしまいさっさと出られず到着が11時になってしまったことを悔やんでいます。

それから、半袖一枚で行ったらクーラーが効きすぎで寒くて肩が痛くなり、カーディガンを持ってこればよかったと反省しました。

このサイトと管理者について

yucoの個人サイトです。既婚で子ども2人。岐阜県出身で現在は東京在住。短期間ですがアメリカにも住んでいました。1998年から個人サイトを運営し、10年以上にわたってレンタルサーバにブログツールをインストールしてブログを書き、あちこちの新しいネットサービスを試したりしていました。現在はおもにTwitterとたまに長文テキストを書きたいときはNoteを使っています。


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